Web業界から出版業界へってあるんだな。

出版社じゃなくて印刷会社だけど、こっちの業界にようこそいらっしゃいませです。

あとさあとさ、面白いコンテンツを書ける人、ユニークなブロガーさんってたくさんいると思うんだ。
ウェブだといっとき盛り上がってすぐ埋もれちゃうけど、そういう良質な情報を整理して
形にして残すには、書籍という媒体が適しているはず。
たぶん、「インターネット最高!」ってインターネットで主張しててもダメなんだ。
違う場所で言わないと。そうさ!ここではないどこかへ!!

最後の「違う場所で言わないと。そうさ!ここではないどこかへ!! 」が好き。


情報をある編集者が選別し、整理をして、固定化して(今回は書籍化)、普及させるというのはすばらしいですな。


特にブログはそうなんだけどお、良質なコンテンツが生成されていくけど、雑誌の連載などではないから、継続的に特定のネタに特化して進行していくわけでもないし(そういうブログの作り方をする人も多くいますが)、そういう決まりや契約があるわけでもない。

ましてや、ブログのバックナンバーはたいていちょっとブログの画面ではちょっと端っこに追いやられていて、なおかつ多くのブログが「新しい投稿日順」に並んでいる。書籍的な考え方であれば当然コンテンツの「最初から読む」わけだから「古い投稿日順」となるのが自然な並び方なわけで、最初から読んでいこうという行動パターンと、ブログのUIは違うってのがわかるよね。(逆につまみ食いにはブログというかWebの体裁は良いともいえるのかな?)


書籍化してあると、ブログにあるAdSenseに目が行ったり、はてなキーワードリンクされている用語を間違ってクリックして違うページに行っちゃったりとちょっと雑念的な要素がある程度排除できるから、書籍に書いてあるコンテンツに集中できるっていうことも書籍化の良いところとしてあげて良いのかしら。



というわけで、そんなWebから出版に来たあなたへはこのエントリーをオススメしよう。(って乗っかりネタなんだけどね)
*デザイナーがWebからDTPに移行する際の11のアドバイス - DTP+印刷営業メモ


まぁ書籍化と言えば自分も会社で*『印刷屋さんのDTP・PDF印刷データ作成マニュアル』なんちゅうものの編集をやったわけだが、基本的にWebと同じものが掲載されている書籍っていうところでどんだけ需要があるのかわからなかったのですが、初版分*1はすべて売れたので、まぁ少なくとも購入してくれたユーザーさんはWebで読むより書籍でという感じで購入されていったのではないかと思います。まぁオールカラーでオフセット印刷でうちの会社も良くやったよなぁと思いますが*2


こんなWeb業界から見れば端っこの方にいる会社のWebコンテンツでも書籍として売れるわけだから、Web業界ど真ん中の方々のコンテンツであれば、発行部数とかを誤らなければそれなりにイケるんじゃないかと勝手に思ったり。いや、出版社じゃないからわからんけどね。

*1:部数は非公表…だっけな?

*2:編集は一人で夜中〜明け方に1ヶ月ちょっと掛けてやった;というか見直しながらWebも修正して…とかやっていたら、164ページなのにえらい時間が掛かってしまった…