デバイスを限定することがユーザーのためになる

ってタイトルで言いたいことが終わっていますが。


Windows Phone 7が今までのWindows Mobileのようにハードウェアの規定がゆるゆるな状態から、ハードウェアをある程度規定し一定の水準で動作することを目的とし、ユーザー体験(ユーザーエクスペリエンス)の向上を図ろうとしている、つまりiPhoneと同じアプローチなんだよーとかいう話を聞いたりすると、現在ある電子書籍のフォーマットは、ある程度どんなデバイスでも読める形式であって汎用性はあるけれども、それがユーザー体験を向上させるかどうかってのは考えられていないのではないかとか思ったりしました。


そりゃ電子書籍のフォーマットを表示するソフトウェアの問題だろうとかいうことも言われるかもしれませんけどね。
どういう風にも見れるフォーマットが本当にユーザー体験の向上に繋がるのかなぁと。
それって架空の対象ユーザー数(見込みユーザー数)を膨らますために汎用性のあるフォーマットが取り上げているだけで、実際電子書籍を手に取ったユーザーは汎用性があるフォーマット故によりよいユーザー体験を得られないのではないだろうか、なんて思ったり。せっかくのフォント文化や組版文化がもしかしたらこうした汎用性があるフォーマットで表示ソフトウェアに表示をゆだねてしまうことによって、文化が失われてしまうのであればそれは大変な損失ではないのかな。


と、OperaとかでWebページを色々なデバイス向けの表示をしながらそう思ったよ。