紙の書籍はイニシャルコストが問題

紙の書籍は大部数の印刷が多いのだろうから所詮「○万部すると1部あたり○円、△万部だったら1部あたり△円」の様な計算なんだろうなぁ。私の会社は書籍の印刷/製本はやっていない(<仕事が来ていないというのが正しい)のでよーわかりませんが、「店頭で山積みにしたい」とか「(日販やトーハンみたいな)販社/取次があって物流が遅いからいっぱい取っておきたい」といった問題を解決しようという気が出版社&書店業界にはないのかね。

「少部数(適正部数)印刷・製本」+「物流が高速」+「販売管理システム」という状況になれば、コンビニのように売れる商品を切らさずに消費者に提供できるのにな。そういった高度商品管理(?)は日本の書店にはできないのかね。

この前、本を注文しようとして書店に行ったら、金曜日にしか出荷していないから土曜日に頼むと、早くても来週の金曜日になりますとか言われて、そんなんだったらAmazonbk1で買うわい。そんなことがあったので物流は早くならないかなぁと。

まぁ書籍自体が粗利が大きくないのから、物流の高速化はできないのかもしれませんけど。

本を今すぐ読みたい欲望に答えてくれる出版社&取次はないのかねぇ。

「紙の本は、発行部数が増えて一定のコストを上回ったときの利益率が極めて高い。お札を刷っているような感覚で利益が上がる。ここを浸食するような可能性がある(電子出版のような)ものに関しては消極的にならざるを得ない」