Webの縦組みに「m9」とかする人たち

昨日新潟の白山会館っていうところでJAGATさん主催のクロスメディアセミナーを受講しに行きました。
クロスメディアエキスパートって、簡単にいえば、マーケティングやプレゼンテーションを含めてメディアの活用ができる能力がある人を認定するとでも言えばいいでしょうかね。


印刷業界じゃないところのマーケティング業界だったら「当たり前だろ…常識的に考えて…」というところですが、まだまだ受注・請負産業チックな業界なので、そういうところから脱出して欲しいという思いもあるんでしょうねー。


そんで、クロスメディアはちょっとおいといて、JAGATさんがHTML関係で縦組みができるようにW3Cに提起しているって話をしていました。
そのあと、若い方が「ぷっ、WEBで縦組みはないよなぁ。」「ウケルwww」「JAGAT今更m9」とか言っていたのが気になりました。


ん〜…。


縦組みいいじゃない。



なんで縦組みがダメか考えたことあるのかなぁ、とか思った。

  1. ホイールマウスがどう考えても縦スクロールに特化したものが多すぎる
  2. 縦組みフォントが完備されていない
  3. 縦に長いディスプレイがない
  4. 文字のサイズがブラウザによって変わるので文字数が変動してしまう
  5. 段組のサポートがない
  6. 禁則があるようなないような


ここら辺が解消されればWebの縦組みも結構イケルのではないかと思うんですよね。


縦組みフォントなしで横組みフォントを使うと主に「約物…括弧とかカギ括弧とか」とか「句読点」などが問題になるかな。まぁ厳密に言えばセンターが合わないとかあるんだけど。
文字のサイズは完全固定で(笑)。組版やっている人は長年の経験で何文字までが読みやすいとかわかっていると思うので。


何も紙もWebも同じコトしなくてもいいだろ、って思う人はいると思うのですけど、できたらもっといいことが広がるってあると思うんですよね。