映画「有頂天ホテル」は思わぬところでCGにお金がかかっているらしい

ということで*SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTIのPodcastより。


三谷幸喜監督の「有頂天ホテル」の中で、どこのCGにお金がかかっているんでしょうかね。ちょっと聞き耳を。


今回は「ザ・マジック・アワー」公開中の映画監督・三谷幸喜さんが、前回の映画「有頂天ホテル」の裏話をされております。

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6分10秒あたりから


聞き手:あれ、映画の中の進行の時間って、ほぼリアルに撮られているんですか?

三谷幸喜あの〜。
聞き手:カット割ってないから余計にそう感じるのかもしれないけど。それは狙いの効果なのかな。
三谷幸喜いや、本当は、大晦日の夜10時から始まって、12時ちょい過ぎに終わる映画を、リアルタイムで2時間3分くらいで作りたかったんですよ。でも実際、撮って繋いでみたら、どう縮めても2時間16分あるんですよ。でまぁ、あの…
聞き手:始まりを9時46分とかにすればいいんじゃないですか。
三谷幸喜そうなんですよ。でも、時計を映しちゃったんですよ。ファーストシーンが10時から始まっているんです。それで、しょうがないのでCG、あんまCGには頼りたくないんですけど、頼って、時計の針を10分…戻したんです。だから今、皆さんが見てもらうとわかるんですけど9時50分くらいから始まるんですけども。
聞き手:10時10分前からね。
三谷幸喜すごいお金かかっているんです。しかもワンカット長回しだから…。
聞き手:バカじゃないですか!(笑)
三谷幸喜大変なんだって…CG。


ということで、長回しで撮影してしまった時計がお金がかかっているCGでした!(笑)


そんなところにこだわってどうするのよ!2時間16分が実際の時間と合っていないじゃないか!!って怒る人なんかいないよ、って思う人もいるかもしれませんが、そこが三谷幸喜監督なりの「こだわり」なのでしょうね。