攻殻機動隊に出てきた「ビッグブラザー」とは何だ?
攻殻機動隊に出てきた「ビッグブラザー」は衛星からの超望遠カメラによる監視システムだったと認識していますが、この「ビッグブラザー」って実際何なんだろうなぁと思っていました。
『コトラーのマーケティング思考法』(フィリップ・コトラー著)(東洋経済新報社)を読んでいたらいきなり出てきました(P78)。奇妙な出会い方ですねぇ(笑)。外界から完全に遮断された家の中で参加者12名が共同生活を営み、それを延々と撮影・記録し続ける。視聴者の投票で毎週1名づつ脱落者が決まる、というもの。この生活の状態を延々と撮影し記録し続けるという要素を以て、攻殻機動隊では「ビッグブラザー」と呼んでいたわけか。ちなみにこの「ビッグブラザー」という番組は「テレビコンテスト+実生活」という新しいジャンルを生み出した物として紹介されている。実生活を覗いてみたいという心理と、お気に入りだけ見ていたいという心理を組み合わせた発想ですね。類例として映画の『トゥルーマン・ショー』が挙げられていました。(見たような気もするけど忘れたなぁ…)
- 作者: フィリップ・コトラー,フェルナンド・トリアス・デ・ベス,恩藏直人,大川修二
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2004/04/23
- メディア: 単行本
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